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クレジットカードの申し込みから発行までの流れ
多くのクレジットカードは、申し込みから手元に届くまで1〜2週間の期間がかかります。
1〜2週間という期間がかかってしまう理由は、主に以下の2つです。
- カード発行に必要な審査に時間がかかる
- クレジットカード本体に個人情報を書き込む必要がある
特に審査はカード会社が調べなければならない内容が多いため、多くの時間を要してしまいます。
このページでは、クレジットカードの申し込みから自宅にカードが届くまでの流れを説明します。
一般的なクレジットカードの発行までの流れ
1.自動審査
カード会社の中には、「自動審査」を行っているところがあります。
自動審査とは、年収や他社クレジットカードの利用状況やローンの借入・返済状況をコンピュータにより自動で審査すること。
自動審査の目的は、主に以下の2つです。
- 業務の負担を減らす
- カード発行までの時間を短縮する
自動審査は人を介さないので数分といった短い時間で結果が出ます。
また、自動審査の結果によっては次に行われる人の手による審査を省略してカードが発行されることも。
そのため、中には最短60秒で審査通過・カード発行が決定するところもあります。
2.人の手による審査
自動審査の結果によっては、人の手を介して勤務先について調査が行われます。
人の手による審査の具体的な内容は、以下のとおりです。
- 実在する会社なのか
- どの程度の規模の会社なのか
- 勤続年数は何年か
- 本当に在籍しているのか
今回のクレジットカードの申し込みで入力した勤務先情報が過去のクレジットカードやローンの申し込みと同じなら、人の手による審査は省略されます。
これは、過去のクレジットカードやローンの審査で勤務先について確認が取れているからです。
しかし、過去のクレジットカードやローンの申し込みから職業などが変わっていれば、人の手により勤務先についての審査が行われます。
カード会社ごとに審査の方法は異なる
以前のクレジットカードやローンの申し込みから勤務先が変わっていなかったとしても、人の手による審査を行うカード会社も存在します。
「在籍確認」が行われる
この人の手による審査で行われるものの1つが「在籍確認」です。
在籍確認とは、カード会社が「申込者が本当に会社に所属しているか?」電話で確認すること。
カード会社からの電話に本人が出ることができなかったとしても、会社に所属していることさえ確認できれば問題ありません。
3.クレジットカードの制作
審査をすべて通過すれば、クレジットカードが作成されます。 クレジットカード本体に刻印されている以下の情報は、カードごとに異なります。
- カード番号
- 氏名
- カード有効期限
- セキュリティコード
そして、カードで支払いをするときに読み取るためのICチップと磁気ストライプにも情報を書き込む必要があります。
こういった作業も審査ほどではないものの、ある程度の時間がかかってしまうのです。
4.自宅に郵送
クレジットカード本体が完成すれば、郵便などで自宅に届けられます。
クレジットカードは第三者の手に渡って悪用されることがないよう、「本人限定郵便」のような申込者本人のみが受け取れる方法で届けられるのが一般的です。
そのため、クレジットカードの受取には運転免許証などの本人確認書類が必要です。 カード会社が発送してから自宅に配達されるまでの期間は、お住いの地域や配達状況により異なりますが、1〜2日程度かかります。
発行スピードが速いカードの特徴
ここまで説明したとおり、クレジットカードは審査やカード作成、配達といった流れを経て発行されます。
このことが原因で申し込みから自宅に届けられるまで1〜2週間かかることがほとんどです。
ただ、クレジットカードの中には審査やカード制作、配達という手順を簡略化することにより発行スピードを短くしているものも。
ここからは、発行スピードが短いカードの特徴を説明します。
1.審査後すぐにカード情報のみを発行
もっとも発行スピードが早いのが、自動審査を通過してすぐに以下のカード情報を発行してくれるパターンです。
- カード番号
- 有効期限
- セキュリティーカード
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Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングをはじめとするインターネットショッピングはもちろん、スマートフォンに登録してお店の端末でかざしての支払いにも対応しています。
そして、クレジットカード本体は申し込みから3営業日経ってから自宅に郵送されます。
現状、このような申し込み後最短5分という超スピードで発行されるクレジットカードは三井住友カード(NL)をはじめごくわずかです。
ただ、申し込み後最短5分で使えるメリットは計り知れません。
「今すぐクレジットカードが欲しい!」という方には、審査後すぐにカード情報が発行されるタイプのクレジットカードをおすすめします。
2.窓口で審査日その場でカードを手渡し
先ほど説明した審査後すぐにカード情報が発行されるタイプは画期的ではあるものの、クレジットカード本体がすぐに手に入るわけではないのがデメリットです。
カード情報をスマートフォンに登録することに不安がある方にとっては適していません。
実際に「カード情報ではなくクレジットカード本体が今すぐ欲しい!」とお考えの方は多くいらっしゃいます。
そのような方におすすめしたいのが、申し込み窓口に足を運んでその場でクレジットカードを受け取るという方法です。
この方法に対応している代表的なクレジットカードとして、以下3種類があります。
- ACマスターカード(アコム)
- エポスカード
- セゾンカードインターナショナル(クレディセゾン)
ACマスターカードは、全国の自動契約機(むじんくん)コーナーの一部で申し込みができ、最短30分待てばクレジットカード本体を手に入れることが可能です。
また、エポスカードとセゾンカードインターナショナルは全国のカウンターで申し込み手続きを行い、審査を通過すれば即日発行されます。
窓口申し込みに対応しているクレジットカードは、即日物理的なクレジットカードを入手できるというメリットがある反面、カード発行に対応している窓口まで出向かなければならないのがデメリットです。
そのため、近くに対応窓口がない方だったり仕事などの都合で足を運ぶ時間が取れない方にとっては適していない方法です。
3.申し込み当日にカードを発送
物理的なクレジットカードを急ぎで手に入れたいものの、窓口での申し込みは難しいという方の選択肢として、申し込み当日にカード本体を発送してくれるクレジットカードがあります。
クレジットカードに申し込んだその日のうちに審査を済ませた上でカードを発送してくれるので、早ければ申し込み翌日にはクレジットカード本体を受け取ることが可能。
カードが到着するのに1〜2日の時間がかかってしまいますが、窓口に足を運ぶことなくカード本体を受け取れることを思えば、十分メリットがあります。
この申込当日発行に対応している代表的なクレジットカードは、以下の2つです。
- JCB一般カード
- 三菱UFJカード
どちらのカードも最短で申し込み当日に発送されるので、自宅にいながらできるだけ早くクレジットカード本体を受け取ることができます。
ニーズに合ったクレジットカードへの申し込みをおすすめ
ここまでクレジットカードの申し込みから発行までの流れと、発行スピードが早いクレジットカードのパターンを3つ紹介しました。
クレジットカードの中には審査やカード制作、配達などの時間を省くことにより、短期間で発行されるものも存在します。
ただ、発行方法ごとにそれぞれメリット・デメリットがあるので「自分に合っているか?」十分確認した上で申し込み、最短でクレジットカードを手に入れましょう。