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ゴールドカードとプラチナカードの違いを解説
ゴールドカードを持ちたいと考えている方の中には、プラチナカードに興味を持たれている方が多くいらっしゃいます。
しかし、券面の色と年会費以外の点は、具体的に何が違うのかよくわからないものです。
そこでここでは、ゴールドカードとプラチナカードの違いについて詳しく説明します。
プラチナカードも直接申し込みが可能
人によってはプラチナカードというと自分から申し込めず、カード会社からのインビテーションを受ける必要があると考えておられます。
確かに、過去はプラチナカードはインビテーションのみで手に入れられるのが一般的なクレジットカードでした。
しかし最近では多くのプラチナカードか直接申し込み可能となっており、インビテーションで発行されるプラチナカードがむしろ珍しくなっています。
現在でもインビテーションが必要なプラチナ級のカードとして、以下のものが知られています。
- ダイナースクラブ プレミアムカード(年会費143,000円)
- JCBザ・クラス(年会費55,000円)
この2つのプラチナ級カード以外は、もし魅力を感じるなら自分から申し込んで手に入れることができます。
ここから本題の、ゴールドカードとプラチナカードの違いについて1つずつ説明します。
1.コンシェルジュ・サービスの有無
ゴールドカードとプラチナカードの1つ目の違いは、コンシェルジュ・サービスの有無です。
コンシェルジュ・サービスとは、24時間365日リクエストに対応してくれる秘書のようなサービスのことです。
具体的に対応してくれるのは、主に以下のようなことになります。
- 航空券やホテルの手配
- 旅行のプランニング
- レストランの予約
- 贈り物の手配
- コンサート・ライブチケットの予約
コンシェルジュ・サービスの価値が高いのは、抽象的なお願いであっても対応してくれることです。
たとえば航空券の手配だと「○日の△時に××空港に到着できる便に乗りたい」と要望すると、要望に合った航空券を調べて予約してくれます。
また旅行のプランニングでも「○○の国の代表的な料理を食べて回る旅行がしたい」といった漠然とした要望であっても、複数の旅行プランを作成して提案してくれます。
そのため、自分で旅行プランや航空券、ホテルについて調べる時間がなかったり面倒に感じる方ならメリットが大きいサービスです。
なお、以下のような難しいことも対応・実現できるという噂があります。
- 一見さんお断りだったりなかなか予約の取れない人気店の席を確保してくれる
- 入手困難なコンサート・ライブチケットを予約してくれる
ただ、実際にはこういった特別なことは出来ません。
コンシェルジュ・サービスは、ゴールドカードにはないプラチナカードの大きな特徴とも言える付帯サービスです。
ゴールドカードではなくプラチナカードを選ぶかどうかは、コンシェルジュ・サービスに魅力を感じるかが基準だといっても言い過ぎではありません。
2.プライオリティ・パスの有無
ゴールドカードとプラチナカードの2つ目の違いは、プライオリティ・パスの有無になります。
プライオリティ・パスとは、世界1,300か所以上の豪華な空港ラウンジを利用できる会員制のサービスです。
ゴールドカードで利用できる空港ラウンジサービスのラウンジにはないアルコールや軽食といったサービスが利用できるのがメリットです。
プライオリティ・パスの会員になるには、通常なら年間499ドルの年会費を支払う必要があります。
ところが、プラチナカードの中にはプライオリティ・パスの会員に無料でなれる特典が付いたものが。
そのため、海外旅行の機会が多く、出発時の国内ラウンジだけでなく帰国時に現地空港のラウンジを利用したいと考えている方であれば、プラチナカードを選ぶメリットがあります。
なお、プライオリティ・パスを出来るだけ少ない負担で手に入れたい方なら、年会費11,000円の楽天プレミアムカードに申し込むという選択肢があります。
楽天プレミアムカードはゴールドカードであるにも関わらずプライオリティ・パスが付帯する数少ないクレジットカードです。
3.保険の補償金額
ゴールドカードとプラチナカードは、付帯している保険の補償金額が異なります。
ゴールドカードとプラチナカード、どちらのカードも以下のような保険が付帯しています。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング保険
海外旅行傷害保険とは、海外旅行・出張中の事故やトラブルによる損害を補償してくれる保険です。
そして国内旅行傷害保険は、国内旅行中の事故が原因でかかった手術費用、入院・通院費用を補償してくれます。
最後のショッピング保険は、カードで買い物をした品物が盗難や破損といった被害に遭ったとき、購入代金の大半をカード会社が補償してくれる保険です。
これらの保険が適用される条件はゴールドカードとプラチナカードのどちらでもほぼ同じ。
ただ、補償される金額はプラチナカードの方が高額となります。
そのため、旅行中のトラブルには十分に備えたいという方にとっては、プラチナカードを選ぶ理由の1つになります。
最大の違いはコンシェルジュ・サービス
ここまでゴールドカードとプラチナカードの違いについて説明しました。
2種類のカードの主な違いは、以下の3つになります。
- コンシェルジュ・サービスの有無
- プライオリティ・パスの有無
- 保険の補償金額
この3つの中でも、特に大きな違いはコンシェルジュ・サービスの有無です。
電話1本で漠然とした依頼にも対応してくれるコンシェルジュ・サービスは、旅行に行きたいものの下調べや予約が面倒だったり時間がない方だったり、頻繁な出張の手配にストレスを感じている方にとっては年会費を支払う価値が大いにあるサービスです。
一方、旅行の下調べをして自分で予約手配を行うことにストレスを感じない方にとっては、プラチナカードのサービス内容は年会費に見合う価値を感じられない可能性が高いと言えます。
ここまでの内容を参考にゴールドカードとプラチナカードのどちらを持つか判断すれば、失敗しないカード選びができます。