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1人で複数のETCカードが欲しいときの方法
中には、以下のように複数のETCカードを使い分けたいと考える方もいらっしゃいます。
- プライベートと通勤・出張
- 複数所有している車1台につき1枚
1枚のクレジットカードで発行できるETCカードは基本的に1枚だけです。
しかし、だからといって1人1枚しかETCカードを持てないわけではありません。
ここでは、1人で複数のETCカードが欲しいときどのようにすればよいか?説明します。
1台の車載器でETCカードを最大4枚登録できる
ETCカードを複数持ちたい方であれば、すべてのカードをETCマイレージに登録したいと考えるものです。
ETCマイレージとは、車載器とETCカードを登録することにより高速料金に応じてポイントが貯まるサービスのことです。
ポイントを一定数貯めると、高速料金の割引に利用できます。
登録や年会費といった費用は無料で最初に車載器の番号やETCカードの番号を登録するだけなので、高速道路を定期的に利用する方に人気があります。
ETCマイレージサービスは原則的として車載器1台につき1枚のETCカードが登録可能ですが、これはあくまで「原則」です。ETCマイレージサービスの公式サイトでも、車載器1台につき最大4枚のETCカードが登録できると以下のとおり明記されています。
ETCマイレージサービスでは、セットアップしたETC車載器1台につきご登録可能なETCカード(ETCクレジットカードまたはETCパーソナルカード)は1枚を原則とさせていただいております。
しかしながら、一般にご家族や職場で1台の車両を共用する場合を考慮し、同居のご家族のETCカードや同一事業所の法人カードに限り、1台のETC車載器につき合計4枚までご登録可能とさせていただきます。
また、複数カード間でのポイント及び還元額の合算はできませんのでご注意ください。引用:ETCマイレージサービス公式サイト「Q&A 2.新規登録」
https://www.smile-etc.jp/guide/qa/02.html
上記の文章だと1台の車載器で同じ名義のETCカードは複数登録できないように感じられるかもしれませんが、実際は同じ名義のETCカードを複数登録できます。
公式サイトにも書かれているように複数のETCカードでポイントは合算できないものの、持っているすべてのETCカードでマイレージサービスを利用できるのは魅力です。
1.複数のクレジットカードに申し込む
1人で複数のETCカードを持つための1つ目の方法は、複数のクレジットカードに申し込むことです。
1人で複数のクレジットカードに申し込むことはまったく問題ありません。
そのため複数のクレジットカードに申し込み、それぞれのクレジットカードでETCカードを発行すれば、複数のETCカードを持つことができます。
この方法だとETCカード1枚単位で利用代金がまとめられ指定口座から引き落とされるので、利用目的ごとの高速料金はひと目で把握できます。
ただ、複数のクレジットカードを持つと利用明細やカード更新などは完全に別々なので、ETCカードの管理がやや面倒だというデメリットがあります。
2.ETCカードが複数発行できるクレジットカードに申し込む
ただ中には、複数のクレジットカードに申し込むことに抵抗がある方もいらっしゃいます。
そういった方におすすめしたいのが、ETCカードが複数発行できるクレジットカードに申し込むことです。
この方法なら1つのクレジットカードに申し込むだけで済みますし、複数のETCカードが同じカード会社から発行されているので、再発行や更新といった手続きも簡単です。
ただ、冒頭でも説明したように1枚のクレジットカードで発行できるETCカードは基本的に1枚です。
ETCカードが複数発行できるクレジットカードとなると、選択肢はかなり少なくなります。
以下のクレジットカードは、ETCカードを5枚まで発行することができます。
- セゾンカードインターナショナル
- PayPayカード
- アメリカン・エキスプレス・カード
- ダイナースクラブカード
上記のうちアメリカン・エキスプレス・カードとダイナースクラブカードは、年会費1万円以上です。
どちらのカードも旅行やレストランでの優待サービスが充実しているので、それらに興味があるなら選択肢の1つになるものの、ETCカードを複数持つことだけが目的であれば、やや高額な年会費と言わざるを得ません。
その点、セゾンカードインターナショナルとPayPayカードはどちらもクレジットカード本体の年会費は無料なので、現実的な選択肢です。
そのため、1つのクレジットカードで複数のETCカードを持ちたいなら、これら2つのクレジットカードをおすすめします。
家族カードでETCカードが発行できるものもある
クレジットカードを複数持ちたい方の中には、ご夫婦でそれぞれのETCカードが欲しいと考える方もいらっしゃいます。
そういった方であれば、ご夫婦それぞれにクレジットカードに申し込んでETCカードを発行するほか、家族カードでもETCカードが発行できるものを選ぶという選択肢もあります。
家族カードとは、クレジットカード申込者の家族が発行できるカードのこと。
家族カードの利用代金は本カードとまとめて請求されるため、家計を一括管理されているご家庭にとっては便利です。
また、家族カードは本カードとほぼ同じサービスが利用できるにも関わらず年会費が低く設定されています。
そのため、ご夫婦それぞれにクレジットカードに申し込むよりも負担が抑えられます。
クレジットカード会社によっては、この家族カードに紐付いたETCカードを発行できるというわけです。
ご夫婦でそれぞれの名義のクレジットカードを持ちたい場合、家族カードでもETCカードを発行できるクレジットカードを選ぶと便利です。
2.ETCカードを利用できるのは名義人本人だけ
ETCカードを複数持ちたい方の中には、自分の名義で複数発行したETCカードをご家族に貸して使わせたいと考える方もいらっしゃいます。
ただ、ETCカードを利用できるのは名義人本人だけです。たとえご家族であっても他人に貸して使わせることは規約で禁止されています。
もしETCカードを他人に貸し出して使っていることをカード会社に知られると強制退会などのペナルティを受けてしまう可能性があるので注意しましょう。