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クレジットカード付帯の海外旅行保険について

クレジットカード付帯の海外旅行保険について

クレジットカードの中にはカードを保有しているだけで海外旅行保険が付帯されるものがあります。しかし、クレジットカード付帯保険と保険会社が提供している有料の海外旅行保険では補償範囲や補償額利用するための手順などが異なります。
今回、どのような特徴があるのかご紹介していきます。

1.クレジットカードの海外旅行保険とは
旅行保険と言ってもかかる保険料や補償範囲・補償金額などその種類は様々です。
大きく分けると、保険会社が提供する保険とクレジットカードに付帯する保険の2種類になります。また、クレジットカードの海外旅行保険にはカードを保有しているだけで自動で付帯する保険と旅行前にカードを利用することではじめて付帯する保険があります。それは、海外旅行と国内旅行で保険が分かれておりますので、それぞれの違いをしっかりと理解しましょう。

2.「クレジットカード付帯保険」と「保険会社の保険」の違い

①保険料・・・クレジットカードに付帯される保険は基本的に保険料等かかることはありませんが、保険会社の海外旅行保険は保険料が発生し旅行日数や補償額によって金額が変わります。

②補償範囲・・・補償範囲については一般的にクレジットカード付帯の保険よりも保険会社の保険のほうが手厚いです。しかし、補償の内容はそれぞれの保険や付帯サービスによって異なります。

③申し込み方法・・・クレジットカードの場合は特別な申し込みをしなくても、カードを保有しているだけで保険が自動的に付帯されるか、クレジットカードで旅費などを支払うことで保険が付帯されます。どちらの条件で保険がスタートするかはカードによって異なります。保険会社の場合は、渡航先や渡航日補償内容などを指定した上で別途申し込みをする必要があります。

3.自動付帯と利用付帯の違い
クレジットカードの海外旅行保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。

自動付帯・・・持っているだけで保険が自動的に付帯される
利用付帯・・・クレジットカードで旅費などを支払う

海外旅行保険の補償内容は大きく7つに分けることができます。補償内容を知ることは
それぞれに必要な補償金額がいくらなのかを検討する為に必要です。また、クレジットカード付帯の保険ではすべてが補償されないケースが多いので、保険を選ぶ際はしっかりと内容を理解して選びましょう。

①傷害死亡
旅行中の事故による怪我が原因で一定期間内に死亡してしまったときに保険金が支払われます。クレジットカードに付帯されているケースも多く、「海外旅行保険最大2000万円」などと書いてある場合多くはこの「傷害死亡」に対する補償です。

②後遺障害
旅行中の事故による怪我が原因で一定期間内に後遺障害になったときに保険金が支払われます。こちらもクレジットカード付帯保険の補償内容として多い項目です。

③傷害治療補償
旅行中に負った怪我の治療費用に関する補償です。海外では病院で治療を受ける際に非常に高額な治療費が必要になるケースも多くあるので、保険はかけておいたほうがいいと思います。クレジットカード会社の付帯保険の場合は傷害治療補償がない場合もあるので必ず確認しておきましょう。

4.疾病治療補償
旅行中に病院にかかったときのための補償です。病気で治療を受けた場合も高額な医療費を請求される可能性があるので、とても重要な項目です。かなり高額になる可能性を考慮しできるだけ手厚い補償が受けられるようにしておくと安心です。クレジットカード付帯の保険では疾病治療補償が付いていたとしても金額の上限が低めなので、複数枚を利用して重ねがけをおすすめします。

5.救援者費用
海外で入院することになった場合、日本から家族が看病に行くこともあるでしょう。そういう場合の費用が「救援者費用」です。また行方不明になってしまった場合の捜索費や病院にヘリコプターで緊急搬送された場合のチャーター費用なども含まれます。

6.賠償責任
旅行中に他人に誤って怪我をさせてしまった場合や物品を破損してしまった場合など、損害賠償請求をされた場合などに備える保険です。

7.携行品損害補償
盗難によって持ち物を失ってしまった場合などに利用できる補償です。パスポートが盗難されたときの再発行費用にも使えるので心配な方は携行品損害補償が付いている保険を選びましょう。

まとめ

海外旅行保険が自動付帯されるクレジットカードの中には傷害・疾病治療補償が付いていないものや後遺障害補償携行品補償がないものなど様々です。その為、総合的に補償内容を確認した上で「自分が何を重視するか」を意識して選びましょう。
また、利用付帯のクレジットカードは全体的に自動付帯のカードよりも補償内容が手厚くなっています。持っているだけで補償を受けられる自動付帯のカードのほうが利用付帯のカードより気軽に利用できることは間違いありません。しかし、補償内容のことまで考えると利用付帯のカードにもメリットがあると言えるでしょう。そこでおすすめなのが旅行代金を利用付帯のカードで支払い自動付帯のカードと重ねがけするという使い方。傷害・疾病治療補償や救援者費用、賠償責任、携行品損害補償などは重ねがけできるので両方のカード付帯保険を賢く利用しましょう。

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