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ETCカードについて

ETCカードについて

ETCカードを作るにはクレジットカードを用意する必要があります。しかし、クレジットカードを作りたくない場合はクレジットカードがなくてもETCカードは作れます。
今回はETCカードのあれこれについてご説明致します。

1. クレジット機能なしで作れるETCカード

有料道路での料金支払いをスムーズにしてくれるETCカードは、「ETC機能付きのクレジットカード」や「クレジットカードに付帯するカード」として発行されています。しかし、ETCカードを使いたい方の中にはクレジットカードを作りたくない方や、作れないという方もいるでしょう。そういった方にぴったりなのが、「クレジットカード機能なしのETCカード」です。

① クレジット機能なしのETCカード
クレジット機能なしで作れるETCカードには3種類があります。

ETCパーソナルカード
ETCコーポレートカード
法人ETCカード

この3種類のうち、個人向けのETCカードはETCパーソナルカードのみで、ETCコーポレートカードと法人ETCカードは個人事業主や法人など大口利用する方のためのカードです。ETCコーポレートカードは1枚につき車1台のみ、法人ETCカードは1枚を複数の車で使えるという違いがあります。
3種類とも全てETCカード単体で作ることができます。しかし、その代わりにデポジット金(預り金)や年会費などが発生します。かかる費用はETCカードによって様々で、割引サービスの特徴や対象者も異なります。

※金額はすべて税込です。
組合を通さず直接申し込む場合は発行時617円+毎年617円+保証金or金融機関の保証。


★ETCパーソナルカード
ETCパーソナルカードの最大の特徴は個人が審査なしで作れることです。これならクレジットカードの審査が不安という方やクレジットカードが作れない方でも安心です。
しかし、月額の利用料金に応じたデポジット金(預り金)が必要になり、1234円の年会費がかかります。

★ETCコーポレートカード
法人向けカードであり車両限定のカードであるという点がETCコーポレートカードの特徴です。こちらは、利用できる車両を最初にカードに登録することから、登録した車以外で使うことはできません。しかし、割引が受けられるのは大きなメリットです。首都高速・阪神高速の利用料金の月額に応じて、10~20%の割引サービスを受けることができます。
また、1台の車だけを使っている個人事業主のうちクレジットカード審査に通るか不安がある開業直後の方や赤字経営の方、頻繁に割引対象となる高速道路を使う方などにおすすめといえるでしょう。しかし、作成するための審査は個人向けのETCパーソナルカードより煩雑で状況によっては発行を断られるケースもあります。また、年会費などの支払いも必要です。

★法人ETCカード
このカードの特徴は複数枚のETCカードを持つことができる点です。何人もの社員を抱える企業向けのカードといえるでしょう。ETC料金はすべて同一口座からの引き落としとなり、契約も1本なので面倒がありません。ETCコーポレートカードのように車両も限定されないためレンタカーなどでも利用できます。

2. ETCカードの発行手順


① 申し込みをする
利用申込書に必要事項を記入し、ETCパーソナルカード事務局に郵送します。申込書は高速道路のサービスエリアのインフォメーションなどに置いてあり、ETCパーソナルカード事務局に電話をして郵送してもらうこともできます。

② デポジット金を入金する
申し込み後、デポジット金を入金するための払込取扱票が折り返し届くので、デポジット金を支払います。デポジット金は解約時に返してもらえるものです。

③ カードを受け取る
デポジット金の振込をしてから2週間ほどでETCカードが届きます。カードを受け取ったその日からETCカードとして利用できます。

< ETCコーポレートカード>
個人事業主や法人でないと申し込みをすることができません。
そのため、必要な書類もETCパーソナルカードより多く手順も複雑です。
①申し込みをする
申込書に車載器の管理番号を記載します。また申し込み時には印鑑証明や法人登記簿(個人事業主は不要)などの添付書類も必要です。

② 支払い保証を行う
申込書をもとに申し込み資格の確認が行われ、問題がなかった場合は支払い保証の案内が届きます。銀行などに連帯保証人になってもらい、保証金を預託します。

③ カードを受け取る
保証預かり証とカード発行通知が届き、ETCカードが貸与されます。

④ カード受取書を返送する
カード受取書を返送し、カードの利用を開始します。

<法人ETCカード>
個人事業主や法人を対象としたカードです。
① 申し込みをする
申込書をFAXするか、インターネットの専用フォームから申し込みをします。

② 必要書類を返送する
ETCカード申請書が届くので、必要事項を記入し、車検証の写しや商業登記簿謄本などの必要書類を添付して返送します。

③ 出資金を支払う
ETCカード申請書に記載の振込先へ出資金を振り込みます。

④ カードを受け取る
ETCカードを受け取って利用を開始します。

3. クレジット機能あり、なしのETCカードを比較

① 初期費用
クレカ付帯のETCカードであれば年会費は540円程度であることがほとんど。また
発行手数料も一部のクレジットカードを除けば無料です。しかし、ETCパーソナルカードの場合、審査なしというメリットはあるものの、発行時に最低2万円のデポジット金が必要です。加えて1234円の年会費もかかる為、初期費用としては高いと感じる人もいるでしょう。

② 発行の手間
クレカ付帯のETCカードはWebから簡単に申し込めるのに対し、ETCパーソナルカードは申込書を入手するところから始めなければなりません。申込書はインターネット経由で請求できないので、電話をして取り寄せるか、サービスエリアなどに取りにいく必要があります。Web申し込みと比べるとかなりの手間です。
しかし、ETCパーソナルカードにはクレジットカードのように審査がありません。デポジット金などが必要になるものの、審査に自信がない方にとってはプラスといえるでしょう。

③ ポイントの付与
クレジットカード付帯のETCカードを利用するメリットには、クレカを利用したときに付与されるポイントとETCマイレージサービスのポイントの両方がもらえるという点があります。ETCパーソナルカードでもETCマイレージサービスを利用できますが、クレカ独自のポイントを貯めることはできません。

まとめ
このようにさまざまな条件を考え合わせると、クレジットカードが使える場合はクレカ付帯のETCカードを作る方が断然お得だといえます。

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