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海外留学・旅行でクレジットカードが必要な理由
よく「海外へ行くならクレジットカードは必要」だと言われますが、実際そのとおりです。
その理由として挙げられるのは、次の4つの点です。
- 盗難に遭っても被害ゼロ
- 国によっては現金払いだと断られる
- ATMでお金を引き出せる
- 海外旅行保険が無料でついてくる
ここから、留学や旅行で海外へ行くときにクレジットカードが必要なこれらの理由について説明します。
1.盗難に遭っても被害ゼロ
これは海外だけでなく日本国内でも同じことが言えるのですが、クレジットカードは万一盗難に遭ったとしても被害をゼロに抑えられます。
もしクレジットカードを失くしたとき、カード会社に電話すればカードを一時的にストップし、悪用されることを防ぐことができます。
万一盗難に遭ったカードが悪用されたとしても、カード会社が全額補償してくれるので安心です。
現金が盗難に遭ってしまったら手元に戻ってくる可能性はほぼゼロ。
また、海外の多くの国は日本よりもスリや強盗が多いので、盗難に遭う可能性が高くなります。
このようにクレジットカードは盗難に遭っても被害をゼロに抑えられることが、海外へ行って行くべき理由の1つです。
2.国によっては現金払いだと断られる
日本では現金とクレジットカード、どちらで支払っても対応してくれます。
しかし国によっては現金払いを断られたり、受け取ってくれたとしてもニセ札ではないか時間をかけて確認されることがあります。
日本では現金はどこでも使える万能な支払い方法ですが、国によっては現金が信用されないこともあるのです。
そういった国を訪れるときは、クレジットカードは支払いのために必ず持って行くべきです。
3.ATMでお金を引き出せる
先ほど説明したとおり国によってはクレジットカードが主流のところがある一方で、クレジットカードよりも現金支払が主流の国もあります。
では現金が主流の国へ行くときはクレジットカードは必要なのかというと、決してそんなことはありません。
現金が主流の国だと、その国の通貨を手に入れるためにクレジットカードが必要となります。
日本円を大量に持っていくのは不安がある
数日の海外旅行なら前もって日本円を用意して行き、現地の両替所で現地通貨と両替して使うのが一般的です。
ただ、たった数日の海外旅行であっても、多くの方は10万円以上の現金を持っていくことになります。
10万円もの現金を海外へ持っていくとなると、盗難に遭ったりなくしてしまったりする不安があります。
また留学となると、留学期間中に必要なお金をすべて現金で持っていくことは現実的とは言えません。
日本のキャッシュカードは海外では使えない
そこで思いつくのが、日本の銀行のキャッシュカードを海外へ持って行くことです。
日本で現金が必要なときは銀行やコンビニのATMでお金を引き出すように、海外のATMでお金を引き出せばよいのでは?と考える方が多くいらっしゃいます。
ただ残念ながら、日本の銀行のキャッシュカードは海外のATMではほぼ利用できません。
その理由は、日本のキャッシュカードの多くが国際規格ではないからです。
日本の銀行であっても、一部の銀行は国際規格の「国際キャッシュカード」を発行しています。
ただ、国際キャッシュカードを発行できる銀行はごく限られている上、海外での引き出し手数料が1回につき千円単位と、かなり高額です。
そこで活用したいのが、クレジットカードの海外キャッシングサービスです。
クレジットカードなら海外ATMで利用できる
日本のクレジットカードは国際規格に対応しているので、海外のATMでも使用できます。
クレジットカードを現地のATMに差し込み、日本のATMと同じ要領で引き出したい金額と暗証番号を入力すれば、現地通貨を受け取ることができるしくみです。
海外で引き出した外貨は、日本円に換算してカードでの買い物と同じように後日請求され、口座から引き出されます。
これは一時的にカード会社から「借金」をしている状態なのでATM利用料や金利を支払う必要があるものの、国際キャッシュカードで引き出すよりもはるかに安い手数料で済みます。
このクレジットカードを海外ATMで使い外貨を手に入れる方法のことを「海外キャッシング」といいます。
海外キャッシングは国によっては両替所で現金を両替するよりも安い手数料で現地通貨を手に入れることができ、海外で現金を手に入れるお得な方法として有名です。
このように、クレジットカードがあれば現金が主流の国でも便利に活用できます。
4.海外旅行保険が無料でついてくる
クレジットカードの中には、海外旅行保険が無料でついているものがあります。
海外旅行保険というのは、旅行や留学など海外にいる間の病気やケガによる治療費を補償してくれる保険のこと。
海外の多くの国は日本よりも医療費がはるかに高額なので、海外旅行保険は必須です。
たとえば東南アジアのタイのように日本よりも物価が低い国であっても、風邪をひいて病院で受診して薬を受け取るだけで10万円以上の治療費を請求されます。
10万円であれば手痛い出費ではあるものの、病気だから仕方ないと納得できる範囲です。
ただ、もし骨折や交通事故のようなケガを負えば、数十万円から場合によっては100万円以上の医療費がかかってしまう可能性もあります。
海外旅行保険に加入していれば、こういったときの治療費を補償してくれるわけです。
海外旅行保険は空港やインターネットで申し込め、数日の旅行で数千円の保険料(行き先や保険会社により異なる)がかかります。
ただ、クレジットカードによっては90日間の海外旅行保険が無料でついているものがあります。
クレジットカードの海外旅行保険は事前の申し込み不要で海外へ到着した瞬間から自動的に適用されるので、加入する手間と保険料を省くことができます。
ただし注意しなければならないのは、クレジットカードについている海外旅行保険が適用されるのは90日間だけだということ。
90日をすぎて海外で病院に行ったとしても、治療費は補償されません。
数日の旅行なら特に問題ありませんが、留学だと90日以上海外で滞在することが一般的です。
そういった方はクレジットカードの海外旅行保険では対応できないので、保険会社が用意している有料の海外旅行保険に加入することをおすすめします。
海外へ持っていくなら国際ブランドに注意
海外へ行くためにクレジットカードを持つなら、国際ブランドはVISA(ビザ)かマスターカードを選ぶことをおすすめします。
クレジットカードには以下5種類の国際ブランドがあり、ブランドごとに使えるお店が異なります。
- VISA
- マスターカード
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
日本国内だと多くのお店がすべての国際ブランドに対応しているのですが、海外だとVISAとマスターカードの2種類しか使えないお店がほとんどです。
また、アジアだとマスターカードすら使えずVISAのみのお店だったり、ヨーロッパだとVISAが使えずマスターカードのみ使えるお店も目立ちます。
そのため、VISAかマスターカードのうち旅行や留学で訪れる国で普及している国際ブランドを選んで持つことをおすすめします。
海外へ行くならクレジットカードは必要
ここまで、留学や旅行で海外へ行くときにクレジットカードが必要な理由を説明しました。
クレジットカードは盗難の被害を抑えられる上、クレジットカード払いが中心の国はもちろん、現金払いが主な国でも活用できます。
日本のキャッシュカードがほとんど使えない海外では、クレジットカードは絶対に必要なアイテムです。
国際ブランドがVISAかマスターカード、あるいはその両方の2枚のカードを用意すれば、慣れない海外でお金の不安を抱えることなく旅行や留学に専念できます。